なし

 

 

さみしくなりたい、君の手で苦しくして欲しい。

互いを求め合う温度の高さがわたしのほうがずうっとあったかくて、ベッドの上でぼーっと君がタバコを吸っているベランダを眺めていた、そんなこともあった、その思い出だけでわたしはいきていけるのでした。

煙草を吸うのが日常になってしまってすこしさみしい、大人になっていく自分が楽しくも寂しい、こんなことになってしまうなんて、私は思っていたかな、白いニット、ピンクのスカート、永遠の憧れだ。

女の子かどうかたまにやはり不安になる、身体がどうか、巨大な不安感に襲われる。

視覚的に自分がどう見えない、とかは多分精神的な話で、お偉い大人に話してもきっと解決していかない。

ずっと抱きしめていて、とあの時言えてたら。

流れる日差しを、いつまでも見てた。