経済的だけ満たされた部屋

 

心の虚しさはお金で解決できると思っていた、どんなに寂しくてもお金を使って欲しい物を手に入れれば、虚しさはたしかに一瞬だけ、ぼやけた。

だけど其れにも限界があると、私は知ってしまった。

お金で買える欲しいものはほぼもう私の部屋の中にある、それらを見て何もわからなくなった。

 

小さな時から自分が欲を持つことが許せなかった。

両親が赦してくれるから、物欲だけには素直に居た。欲しいものは全て未だに買ってもらえるし、裕福な家庭だった。

でも、やっぱり何かしら孤独や虚無は消えなかった。小さな時から。

両親がほぼ家にいないというのもあり、孤独で過ごす時間が多かったせいもあり、一人でいるとこの歳にもなって涙が止まらなくなることが最近ずっと続いている。Pinkのユミちゃんみたいに、物欲に素直に心を埋めるため買い物をする。けど違う。

何かが違う。