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現実をみすぎる事は多分わたしには向いていないけどしたいことをするにはたぶん、現実と折り合いをつけなければいけなくて
言葉を操らなくてはいけなくて
見えることが増えてしまって ぼんやりすることが減った
感覚に全振りしていた高校生のわたしは現実と折り合いがつけられなかったゆえの苦しさがあったけどそれは多分今も変わらなくて、言葉を覚えただけでなにも変わっていない
写真が撮れなくなった むだに綺麗に写るiPhoneXのカメラはわたしの見えているものを写してくれない
わたしの視覚はアテにならない それで良かった
なにもおもしろくなくなってしまった
だいたいの出来事のオチが見えるようになってしまってこれがおとなになるということならとてもつまらないしくだらないことだ
なんでもかんでも言葉にして振りかざせばそれなりにおとなにみえる だけで
わたしはまだ多分2016年にいる 居残り続けるきがする、わからないけど
夢の中で見た廃墟と団地のひかりがあのときの秋の温度と同じだった
言葉にしたくない