20191220

 

胃酸で酸味が強すぎる、味がしない何かわからないぐちゃぐちゃなものをとにかく便器に吐く、指を突っ込んで吐けばいっぱいそれがでてくる、身体に吸収されなかったものたちが便器に流されていく、必要とされなかったものたちを流すわたしは暴力的な人間なのだろうか。

 

こう、吐瀉の描写を書いているとまたトイレに行って吐きたくなる衝動が湧いてくる。

安定剤を2錠飲んでしまったから、それを吐くのは勿体ないのでやらないが、食べ物が胃にあっても無くても、最近ずっとなにかを吐きたくなってしまう。

 

食べ物を食べることは好きだ。ドーパミンがたくさん出るし、五感の刺激も多いから。しかし、ここ数年で体重がかなり増えてしまい、自分の理想とする見た目からどんどん遠ざかってしまった。

最初は諦めていたが、最近になりそれが憎たらしくなり、自分への戒めとして無理やりにでも吐いている。水分を主とした食事生活にし、たまにお腹が空いたら固形物を少量食べる。食べると不安感が襲ってくる。また醜くなってしまう。ソワソワしてトイレに行ってお腹に力を込め、指を突っ込み、出来るだけ多くの量を便器に吐き出す。

 

しかも吐いた後は頭がぼやぼやして、とてもいい気持ちになる。やめられなくなっている。

吐くことはエネルギーを使うのかなとも思う。

 

一度入れたものを出す、ってやっぱり楽しいし面白いことだな、馬鹿みたいだけど、と思い、わたしはさっき食べたスープみたいなものを吐いて、ゆっくり朝方眠ろうとしている。