20200204

 

昨日、PMSの影響で久しぶりに発狂し、号泣し、眠り起きたら16時で「何事か」と思い、LINEを開いたら、母校に送った「自尊ZINE」の感想を長文で恩師がくださっていた。

 

彼は美術部の顧問で、とても優しくて、わたしに表現する楽しさみたいなことを最初に教えてくれたひと、だと思っている。美術の授業でひとり変なものを作っても「なんじゃこれは」と笑いながら許してくれ、部活動のときは唐突にお菓子(たまに賞味期限切れの時もあり、よく友達とゲラゲラ笑った)を出してくれたりした。

悩みがあると美術準備室によく遊びに行っていた。ソファに座らせてくれ、いろいろな話をしてくれた。先生自身もかなりの悩みを抱えていた、覚えがある。わたしの泣いている姿を見て、一緒に涙を流していた記憶もある。とにかく優しく、情が熱く、学校の中でいちばんに信頼していたし、大好きだった。

美大を目指し、美術予備校に通いたかったので、寮生活を辞め、高校2年生から違う学校に通い始めた。その時も、受験の悩みなどを泣きながら電話越しで聞いてくれたり、アドバイスをくれたりもした。

 

「いろいろ大変な思いもあって辛かったと思うけど、苦しんだことが全部今度は救済力のようなものになってるんじゃないかな、と思いました。」

と彼は感想の中でそう言ってくれた。

 

今までは、辛いことが多くて死にたい毎日だったけど、それが糧になって、だれかの人生の救いになれたのならば、今までの人生を許せるし、愛せるようになるんだ、そう思えた。

 

もうすこし、暖かくなったら、あの田舎の学校に訪れようと思う。「おお、来たんか」と言って美術準備室のドアを開けてくれる先生の姿が目に浮かんだ。

 

『自尊ZINE』粘土板さかき

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